第六十二回 成長する思考
コラム · 2025/08/01
黒く塗った画用紙に、消しゴムを使って形を浮かび上がらせていく「消してかく」。 力強さと繊細さがともにあり、多感な高学年の子どもたちに最適な題材です。 Jさんは、静かに活動を始めましたが、画用紙を黒く塗り込める際は手指もつかい、一気に紙を真っ黒にしていきました。 そこからは様々な力加減で少しずつ、少しずつ形を浮かび上がらせていきます。 明るい画面の上に向かって伸びていくように見える一つ一つの線は、いったい何を表しているのでしょうか?

第六一回 金ケ崎芸術大学校 第二十四回 1枚のチラシができるまで
コラム · 2025/07/20
今年もやります小学生ウィーク! というわけで今回は、チラシができるまでのお話です。 白羽の矢が立ったのは、何度も足を運んでくれているRさん。小学5年生の男の子です。 しかし一筋縄ではいかなかった様子…。 このエピソード、多くの人に思い当たらるかもしれません…。

Phase047:創造のためのテンポ感について考える〜科学館魔改造計画、始動!〜
コラム · 2025/07/07
ある日のプログラム講座での出来事から、創造のためのテンポ感について考え始めた清水館長。 答えは当然一つではありません。きっと人によってちょうどよいテンポというのは違ってくるはずです。 しかしそのテンポは、実は我々が思っているよりよほどゆっくりなのかもしれません。 そんな中スタートする板橋区の中学校とのコラボレーション。 学校の授業スパンとは違う長さで行われる創造活動は、これからどんなテンポ感で行われるのでしょうか

第六十一回 鳥の1年間の旅
コラム · 2025/07/01
教科書題材「絵の具でゆめもよう」を基に実践された授業。 Kさんは、用具はあまり使わなかったものの、パレットにできる新しい色や、それを使うときの色の様子に心がときめいたようです。 いろいろな模様の紙ができましたが、それらは二羽の鳥のすてきな旅の様子につながっていきました。 模様の形や色の感じから与えたレタイメージが、羽ばたいていきます。

第六十回 放課後の学校クラブ 第25回 「芸術のお花と友達学校」の発表会
コラム · 2025/06/20
当初の予定から一か月遅れ、5月に開催された「芸術のお花と友達学校」。 前回大量の参加者に翻弄されたため、今回はたくさんの授業を用意しました。 臨時の活動日も設け、本番に向けて着々と?準備を重ねていきます。 そして迎えた当日。果たしてどのような授業になったのでしょうか?

Phase046:科学館でアート講座が必要なんです
コラム · 2025/06/07
先月、ほぼ初めてとなる入院をしていた清水館長。無事に退院されたようですが、その中で、「身体」と「~したい」という欲求の関係について考えておられたようです。 そして、その、体から生まれる「~したい」という思いが、AI時代にはより重要になってくる、と感じられたそうです。 そんな館長の思いを背負い、科学館で始まった新たな取り組みについてご紹介します。

第六十回 自然をめぐる旅
コラム · 2025/06/01
6年生の「心のまど」。絵の具で思いのままに表した紙を、窓を開けたスチレンボードパネルに貼り、そこにあらわれたことからイメージを広げて表す活動です。 これまで学んだことを生かしながら、子どもたちはいろいろな表現を試していきます。 それがまどで切り取られることで、さまざまなイメージが心の中に生まれ、一つの作品へとつながっていきます。 それは、その時その子が感じた「気持ち」や「願い」「思い描いたこと」、本人も気づかなかった「大切なこと」かもしれません。 Kさんはどのようなことを感じながら、このような表現にたどり着いたのでしょうか…。

第五十九回 放課後の学校クラブ 第24回 「芸術のお花と友達学校」準備編
コラム · 2025/05/20
前回、大混乱のうちに終わった「夜空のおばけ動物学校」のふりかえりから始まった今回の「放課後の学校クラブ」。 2月に説明会をおこなったものの、残念ながら参加者は訪れす。気を取り直して来年度の計画を考え始める子どもたち。 「芸術おとお花の友達学校」と銘打った次回の活動にむけて、いろいろと準備を進めていきます。

第五十九回 色の光りかた
コラム · 2025/05/01
3年生になったばかりの子どもたち。改め、個人持ちの絵の具を使って思いのままにいろいろ試しながら、表していく活動に取り組みました。 Nさんは、つくった色を使って、画面のふちにいろいろな形をかいていき、白い部分には大胆に紺色を塗っていきました。 いったいどのようなことを感じながら、表現を進めていったのでしょうか?

第五八回 そぞろみ部 No.05 村
コラム · 2025/04/20
今回はお久しぶりのそぞろみ部。「村」をテーマに富山県砺波市の散居村をそぞみました。 「村」ならではの形や色とは何なのか、我々が「村」という言葉からイメージするものは何なのか、皆さんもそぞろ見ながら是非考えてみてください。

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