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Phase003:「プログラミング教育」は、優しい子を育てる

そもそも、プログラミングってなに?

 

弊社のプログラミングキット「KOOV」のプログラミング画面。
弊社のプログラミングキット「KOOV」のプログラミング画面。

プログラミングの前に、

そもそも「プログラム」って聞いて、読者の先生方は何を思い浮かべますか?

ロボットを動かすこと?

アルファベットをパソコンにひたすらカタカタ打ち込むこと?

新しく勉強しなくてはいけなくなった今っぽいもの?

 

...と思った先生方。いやいや。

実は僕は、学校の先生方ほどとっても身近に「プログラム」がある職業もなかなかないのではないかと思っています。

それは、

 

「運動会のプログラム」

「学習発表会のプログラム」

「修学旅行のプログラム」

「お楽しみ会のプログラム」...

 

枚挙にいとまがないですね。

というか、そんな特別なイベントだけじゃなく、先生方が常にお考えになっている「指導案」は、言い換えれば「授業プログラム」ですよね。

 

つまり「プログラム」とは、未来の動きを事前に決めて書いておくこと、と言えるかもしれません。

 

授業や行事をつくる時、先生方はいつも何を考えますか?

それらをトラブルなく成功させるために、人の動き、教室やグラウンドなどの環境面、あるいは児童や保護者の性格やニーズ、気持ちやテンションの移り変わりまで想像しながら、頭の中でなんどもその行事を予行練習していることでしょう。

 

「KOOV」を使った小学生対象オンラインワークショップの様子。
「KOOV」を使った小学生対象オンラインワークショップの様子。

実は本項で取り上げている「プログラミング」も、これと全く一緒なんです。

 

 

授業や行事を成功させるために「プログラム」を考えるのと同様に、PCやプログラミング学習キットなどを思ったように動かす「プログラム」を考えて伝えることが「プログラミング」です。

 

 

思った通りに動かすために、子どもたちは、細かくたくさんの環境を想像し、要素を抽出し、構成していきます。この過程に学びがあるんじゃないの?というのが、「プログラミング的思考」を育むプログラミング教育ということになります。

 

 

でも、たとえば年に1回しかない運動会が、うまくいかずに失敗しちゃったー!となったらとっても大変なことで、先生もとっても落ち込んでしまいますが(涙)、

「プログラミング教育」は、指導を工夫することによって、「なんども試して失敗して」を繰り返し体験することができることも、特徴のひとつでしょう。

 

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Author:清水輝大(しみずてるひろ)
ソニー・グローバルエデュケーション エデュケーションエヴァンジェリスト。
複数の美術館や科学館で、学芸員として地域や学校と連携したミュージアム教育のあり方を実践研究、各自治体における教育・文化政策の提言などののち、現職。
造形教育の視点から、主体的に「よくみて」「学び」「発想する」姿勢を育むプログラミングなどを使った教材の研究開発、
教育イベント企画、教育シンポジウム・研究会・学会講演等。
2020年まで明治学院大学非常勤講師(メディア実践論)。