前回の反省を踏まえて
2025年最後の活動では、写真を投影しながら「秋のほうかごフェスティバル」の反省会を行った。部員同士で相談し
①いままでの発表をふりかえろう
②これまでのよかったこと・反省点をかこう
③これからどうしていきたいか
という3つの観点からふりかえる。
新入部員にとっては初めての発表会となったが、果たしてどのような体験になったのだろうか。①については、「気合いがたらない」「バタバタしていた」「校長先生きた」「高学年がすくない」など。②については、「かそうをしてこれた!」「コースを分けて作った」など。③については、「そうじをがんばる」「けい品をもっと作る」「友達をさそう」など。この中でも、この日のめあてはさっそくに「そうじをがんばる」。
ということで、すっかりごちゃごちゃしてしまった準備室の大掃除プロジェクトを実行。棚を全部引き出して、用具ごとに整理したり、不要なものを処分したり、段ボールをサイズごとに整えたり、絵の具やカラーペンやクレヨンを色に合わせて並べたり……部員も保護者も協力しながら進めていく。環境整備も大事な活動の一環である。
ちなみに、この日はクリスマス直前ということで大掃除を終えたらお楽しみ会。クリスマスらしい飲み物を用意して、お菓子交換をしつつ、卒業生も駆けつけてしばし交流の時間となった。
書きぞめから広がるテーマ
2026年最初の活動では、まず「新年にやりたいこと」を挙げていく。「カルタ」「書きぞめ」「もちつき」「赤白歌合せん」などなど。ここからひとまず準備しやすい「書きぞめ」に挑戦。《放課後の学校クラブ》では、これまでも何度かお正月の恒例行事として書きぞめに取り組んできたが、その度にいろいろな言葉が生まれてきた。
今回も、墨汁だけではなく、絵の具も使って色とりどりの文字がしたためられていった。何を書くかは部員次第。「天下統一」「毒」「国宝」「今生きる」など思い思いの言葉が放出されていく。文字にとどまらず、絵であらわす部員も。今年の干支でもある「うま」がなかなかにいい味を出している。
書きぞめが一区切りついたら机に並べてみんなで鑑賞。「せっかく書いたので、ここから次回のテーマを考えてみよう」と声を掛け、テーマになりそうな文字を選んでいく。「青春」「天下統一」「元気にあいさつ」「夢」「毒」「自由な心」が候補に挙がり、最終的には「青春」の語が選出された。
小学生にとっての「青春」とは

とは言え、小学生の部員にとって「青春」とはいかに。低学年と高学年とでは捉え方も違ってくるだろう。ひとまず「青春」と聞いてイメージするものを尋ねてみると、「文化祭」や「体育祭」などの学校行事、「制服」や「卒業」、「体育館で鬼ごっこ」「屋上」「ヤンキー」「部活」といったキーワードが挙がった。ここから「青春という名のドラマ」というフレーズが浮上した。どことなくまぶしいタイトルだ。
そこで、おなじみの「夢の学校くじびき」のシステムを使って発想を膨らませていく。部員にとって「青春」のイメージのほとんどが学校に関連するものであったため、「学校にあるもの」の代わりに「青春」から思い浮かべる言葉を紙に書いて箱に入れていく。もう片方には「夢」を書き、それらを組み合わせていった。
例えば、「けんかじょうとう」と「きゃくほんか」という組み合わせから「けんかのきゃくほん」など。全体的に「青春」という言葉から広がるイメージが限定的だったこともあり、いつものような突飛なアイディアにはつながりにくかった。そもそも「夢」と「青春」には重なる部分が多いのかもしれない。
その一方で「夕ぐれのろうかでみんなでキャーっていいながら体そう服をとりに行ったらおこられた」「好きな人としゃべってたら笑っちゃった」など、散文的なタイトルを含め、子どもたちにとっての日常を切り取った場面を思い浮かべるものも。「青春というドラマ」の一幕といったところだろうか。
ここから部員の興味をもとにタイトルの原案を選んでいく。卒業を控えた6年生部員が選んだのは「小説家卒業」。また別の6年生は、中学校での部活動も見据えた「スポーツフェスティバル」を担当。たくさんの新入部員が入った4年生チームはダンスに興味があるようで「ダンスダンス文化祭」。アクティブな活動になりそうだ。
それぞれの準備
6年生部員による「小説家卒業」では、その舞台となる「青春市立モッツアレラ学園」の看板を製作。この学園に入学し、小説家になるためのミッションをクリアしながら卒業に向かう段取りだ。「スポーツフェスティバル」チームは種目を検討して早々と準備完了。
3年生の新入部員は独自路線で準備中。ちなみに、書きぞめ大会では航空自衛隊をもとにした大作に取り組んでいた。さらに、次の活動日には、家で大きな飛行機をつくって持参。「ドラマ」という言葉から発想を膨らませ、実際に搭乗できるサイズになっている。コックピットに座り、「ここから撮影して」と説明してくれた。タイトルは「Blue Impulse」。筆記体のロゴにもこだわりを見せていた。
ちなみに、今年度の活動には、小学2年生の頃から《放課後の学校クラブ》に参加していた卒業生(現在、大学4年生)もサポートスタッフとして時折参加してくれていた。主に新入部員の3年生と一緒に活動を行いながら、前回の「おばけ水道」や今回の「Blue Impulse」をサポート。こうして受け継がれていくプロジェクトに、変わっていくことと変わらないことを再認識する。
ドラマの公開に向けて
低学年を引っ張りながら活動を行ってきた6年生部員もいよいよ小学校を卒業する時期となった。低学年の頃、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でコミュニティ室が使えずに、準備室で細々と活動を行っていた時期から今日に至るまで、いろいろなエピソードを思い出す。夏休みの修学旅行も含め、その一つひとつが「青春という名のドラマ」だったのかもしれない。
3月31日には子どもたちが通ういつもの学校で離任式が行われるとのことで、この日の午後に最新作のドラマを公開することに。今回は映画のようなポスターにしようということで、2パターンのポスターを作成。春はもうすぐそこまでやってきているようだ。


















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