カテゴリ:作品



第六十二回 成長する思考
コラム · 2025/08/01
黒く塗った画用紙に、消しゴムを使って形を浮かび上がらせていく「消してかく」。 力強さと繊細さがともにあり、多感な高学年の子どもたちに最適な題材です。 Jさんは、静かに活動を始めましたが、画用紙を黒く塗り込める際は手指もつかい、一気に紙を真っ黒にしていきました。 そこからは様々な力加減で少しずつ、少しずつ形を浮かび上がらせていきます。 明るい画面の上に向かって伸びていくように見える一つ一つの線は、いったい何を表しているのでしょうか?

第六十一回 鳥の1年間の旅
コラム · 2025/07/01
教科書題材「絵の具でゆめもよう」を基に実践された授業。 Kさんは、用具はあまり使わなかったものの、パレットにできる新しい色や、それを使うときの色の様子に心がときめいたようです。 いろいろな模様の紙ができましたが、それらは二羽の鳥のすてきな旅の様子につながっていきました。 模様の形や色の感じから与えたレタイメージが、羽ばたいていきます。

第六十回 自然をめぐる旅
コラム · 2025/06/01
6年生の「心のまど」。絵の具で思いのままに表した紙を、窓を開けたスチレンボードパネルに貼り、そこにあらわれたことからイメージを広げて表す活動です。 これまで学んだことを生かしながら、子どもたちはいろいろな表現を試していきます。 それがまどで切り取られることで、さまざまなイメージが心の中に生まれ、一つの作品へとつながっていきます。 それは、その時その子が感じた「気持ち」や「願い」「思い描いたこと」、本人も気づかなかった「大切なこと」かもしれません。 Kさんはどのようなことを感じながら、このような表現にたどり着いたのでしょうか…。

第五十九回 色の光りかた
コラム · 2025/05/01
3年生になったばかりの子どもたち。改め、個人持ちの絵の具を使って思いのままにいろいろ試しながら、表していく活動に取り組みました。 Nさんは、つくった色を使って、画面のふちにいろいろな形をかいていき、白い部分には大胆に紺色を塗っていきました。 いったいどのようなことを感じながら、表現を進めていったのでしょうか?

第五十八回 海とサクラ
コラム · 2025/04/01
もうすぐ3年生になる、ある日の図工室。初めての個人持ち絵の具で子どもたちは気持ちのままに書いていきます。水の量を変えたり、筆の使い方を工夫したり…。 Aさんの画用紙には、優しい春の世界が生まれました。

第五十七回 夕日がてらす海
コラム · 2025/03/01
6年生のAさんが「感じで考えて」で表した作品です。 材料に触れ、働きかけて生まれた画面から少しずつ、少しずつ表したいことを考えていきます。 Aさんはどのようなことを感じ、考えて表したのでしょうか。

第五十六回 なぞの建造物
コラム · 2025/02/01
光のぬくもり、自然材のぬくもりを感じながら、よさや美しさを探りつくっていく「ぬくもりの光」6年生の子どもたちはこれまでの経験を生かしながら、自分のいいなを追求していきます。 Hさんは、丁寧に丁寧にマッチ棒を積み上げながら形をつくっていきました。

第五十五回 ふじも わらった こうようたち
コラム · 2025/01/01
多摩から届いた木材。いろいろな肌触りを楽しみながら、子どもたちは思い思いに絵をかいていきます。それを組み合わせて「思い出カメラ」をつくる活動。どんな思い出がそこにあらわれたのでしょうか。

第五十四回 あかいせんとあかいはね
コラム · 2024/12/01
赤い一本の線から始まったSさんの物語。どのようなイメージが広がっていったのでしょうか。 そもそもなぜ赤い線だったのでしょうか。 シンプルですが、文章を読み終わった時、違う見え方になっているかもしれません。

第五十三回 だれでもポスト
コラム · 2024/11/01
2年生の子どもたちが、のこぎりを使って自由に角材を切った形を積んだり並べたりして思い付いたことをつくっていきました。 Kさんのつくった「だれでもポスト」。ここにたどり着くまでにいろいろな思いが巡ったようです。 またこの作品を見ながら、Kさんの中でたくさんのお話が生まれてきたようです。

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